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平成25年 新年のあいさつ |
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新年明けましておめでとうございます。
昨年は、7月に九州北部豪雨が発生し、三潴町周辺にも大きな被害をもたらしました。被災された方々には、心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧をご祈念申し上げます。
一昨年の震災や、原発、経済や社会情勢など様々な問題を抱え、気持ちも暗くなりがちななか、8月に開催されたロンドンオリンピックで、たくさんの日本人選手が大活躍し、私たちの心に感動と勇気を与えてくれました。なかでも一昨年のなでしこジャパンに続いた、女性選手の活躍は目覚ましいものがありました。
当院も205名の病院職員のうち、156名、約8割を女性職員が占めている職場です。これからの日本に活力をよみがえらせるためには、女性の力は必要不可欠であると考えています。
さて当院の昨年1年間を振り返りますと、ますます加速する医療機関におけるIT化の促進に対応して、医療現場における様々な情報をデータ化するために利用しているパソコンソフトであるファイルメーカーのバージョンをアップし、バージョン11としました。また、9月には画像ファイリングシステムも新しい機種に変更しています。これにより、今まで以上に迅速な情報処理と情報共有が出来ています。
24年4月には診療報酬と介護報酬の同時改定が行われました。
私たちは安本病院の特性を踏まえたうえで改定内容を吟味し、それぞれの病棟機能(一般・回復期・医療療養型)に応じた更なる体制の整備、院内における感染対策の強化を図りました。また急性期医療から慢性期医療そして在宅復帰までの流れをサポートする体制の仕組みづくり、そして医療におけるリハビリテーションが終了した方々へ、機能維持を目的とした介護保険でのリハビリテーションがスムーズに移行できる受け皿づくりとして、短時間通所リハビリテーションを開設しました。
また今年10月頃に控えた、病院機能評価4回目の認定更新に向けて準備も進めていきました。毎月1回開催する機能評価委員会では主任クラスの職員を委員として、1ヶ月毎の進捗状況を報告し、改善や見直しを行っています。
東日本大震災を機に始めた節電の取り組みについても、約10%の電力消費量を削減することができ、現在も継続して節電に取り組んでいます。
最後になりましたが、今年も地域の皆さまに安心と満足を提供できるよう安全な医療・介護に努め、皆さまに愛される病院として、この地に存在していきたいと願っております。どうぞこれからも、皆さまのご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
平成25年が皆さまにとりまして良い年になりますことをお祈りしつつ、新年のご挨拶とさせていただきます。
平成25年1月
医療法人白壽会 安本病院
理事長 安本 潔
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